【日本音響学会第151回研究発表会】デフスポーツにおける支援技術 〜競技特性・ルールと技術との関係〜

活動
戦術とサインバスケの融合例



今回紹介させていただくのは、は日本音響学会第151回研究発表会での招待講演にて発表されたもので、デフバスケの取り組みとして、「サインバスケットボール」と「声出しバイオレーション」を挙げていただきました。

下記、原文ママ


このスライドは日本音響学会第151回研究発表会での招待講演にて発表されたものです.

日本音響学会第151回研究発表会:https://acoustics.jp/annualmeeting/program/
日本音響学会第151回研究発表会 講演論文集:https://tsukuba-tech.repo.nii.ac.jp/records/2000113

要旨:
デフスポーツは,ろう・難聴者のみが参加するスポーツのことを指し,聴覚的な合図に代えて視覚的な合図を使用する点を除き,一般的なスポーツと同様に行われている.また,ろう・難聴者がスポーツに参加する際の支援技術については,数は多くないものの,研究開発がなされている.しかしながら,代替技術としての支援技術がほとんどであり,各スポーツのルールや場面に特化した技術とは何かを考慮して開発された事例は我々が知る限り存在しない.そこで,我々は陸上競技短距離走のルールと使用場面に特化した方法として,スタート合図を触覚情報で直接提示するシステム“HaptStarter”を2016 年から開発している.

今回はデフスポーツにおける支援技術を複数の事例を取り上げるとともに,競技特性,ルール,技術との関係に着目しつつデフスポーツとはなにかを聴講者一同と共に考えていきたい
引用形式:
白石 優旗,設楽 明寿,デフスポーツにおける支援技術 〜競技特性・ルールと技術との関係〜,日本音響学会講演論文集,Vol. 2024春季,pp. 1353 – 1354,2024


デフスポーツでは、聴覚的な合図に代えて、視覚的な合図を使用している




デフ陸上短距離走の課題

聴覚や視覚の刺激による反応時間では不利となるデータがある(下図参照)。
聴覚に比べて、触覚は5ms遅延、視覚は30ms遅延するとある。




各デフスポーツの試合中のルールや場面に特化した技術は考慮されていない?

聴覚刺激が難しいなら、触覚刺激と視覚刺激に訴求した技術やアイデアを今後考慮すべきではないだろうか。単なる代変技術(デフバスケで言えばフラッグなど)では不十分であり、各デフスポーツの試合中のルールや場面に特化する必要があるのでは、という提案。




デフバスケでの取り組みを紹介してもらいました




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